HOME > ユケンの技術 > 表面処理の基礎知識:めっきについて


めっきの歴史は古く、日本では”奈良の大仏”の金めっき(アマルガム法)が有名です。では、何故めっきは必要なのでしょう?
めっきには以下の効果があります。
・素材の外観を美しくする
・素材(鉄など)のサビ、腐食を防ぐ
・通電性をよくする
・磨耗しにくくする
・摺動性(滑りやすさ)を向上させる 等


電気めっきは、以下のような反応をします。






まずは、イオン化傾向という原則を説明します。
イオン化傾向とは、酸化され易さ(≒さび易さ)をあらわします。(右図参照)
イオン化傾向が大きい(卑)ほど、酸化されやすくなります。
これを亜鉛めっきで考えましょう。
亜鉛めっきに傷が入った場合、鉄鋼素材は剥き出しになるので、鉄が錆びるように思われますが、
この場合、亜鉛めっきが錆びるだけで、鉄は錆びません。
これは、錆びやすい亜鉛めっきが鉄よりも早く錆びることで、鉄が錆びるのを防いでいるのです。
これを犠牲防食といいます。
鉄のさびを防ぐために亜鉛めっきを施します。